重篤な副作用はほとんどの方に起こるものではありません。しかし、安全に服用するためには知っておきたいこともあります。
・妊娠初期にみられる"つわり"様の症状が現れることがあります. "つわり"様の症状(吐き気、頭痛、乳房の張りなど)は、いずれも軽度で、ほとんどの場合ピルを飲み始めて1~3ヵ月位で治まります. ・少量の不正出血が起こることもあります. 害のあるものではありません.
頻度は少ないものの血栓症、脳卒中、心臓発作など重大な 副作用の起こることがあります.次の症状が認められた ら・早急に医師へ相談し・適切な処置を受けて下さい.
ふくらはきの痛み・むくみ、手足のしぴれ
鋭い胸の痛み、突然の息切れ
激しい頭痛、めまい、失神、視覚・言語障害、目のかすみ、舌のもつれ
1 血栓症・血管障害 血栓症・心血管障害・脳卒中は重篤結果を招くことがあり、たとえ低用量化されてもその可能性は残っている。ことに、心筋梗塞や脳卒中は喫煙の影響が大きく、OCと喫煙は相乗的に増加させる。そこで、35歳以上で少なくとも1日15本以上喫煙者は服用すべきでない。その他、血管障害の危険因子として血栓症や血管障害の既往歴、高血圧、糖尿病などの代謝性疾患、40歳以上の高年齢者やリューマチ性心疾患なども要注意である。血管障害には動脈硬化も重要な危険因子で、プロゲストーゲンの脂質代謝への影響も問題である。エストロゲンがHDL-コレステロール増加作用とLDL-コレステロール低下作用を有しているのにたいし、プロゲストーゲンは全く逆の有しているのである。 2 乳ガン(乳腺への作用 ) 軽度の乳房の張りは2-3周期後には通常消失する。ガンの早期発見に努める。 3 子宮頚癌 4 良性肝腫瘍 良性肝腫瘍は発生しても無症状で経過するため、OCを2年間以上服用しているときは定期的な検査が必要である。一般的には肝機能障害が一過性で投与を中止すればすぐに正常化する。 5 ホルモン依存性副作用 6 不正出血(破状出血) 2~15%にみられる。これは特に服用の開始周期に多く、服用期間が長くなると減少する。 7 消化器症状 嘔吐はまれであるが、嘔気は10~20%に見られる。特にピルを服用し始めた当初に多く、一般的に服用を継続することにより、軽減、消失することが多い。 8 高血圧 通常、高血圧をきたすことはない。しかしながら、既往、家族歴のある場合注意。 9 皮膚症状 とくに、にきび、しみ、などが現れる場合がある。
1.本剤の成分に対し、過敏性素因がある場合 2.エストロゲン依存性腫瘍(乳ガン、子宮体がん、子宮筋腫)、子宮頚癌並びにその恐れのある者 3.診断の確定していない異常性器出血のある者 4.血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害症、冠動脈疾患またはその既往歴のある者 5.35才以上で1日15本以上喫煙者 6.血栓性素因のある者 7.抗リン脂質抗体症候群 8.手術前4週間、手術後2週間、産後4週間以内の者 9.重篤な肝障害ある者 10.肝腫瘍 11.脂質代謝異常 12.高血圧(軽度の高血圧は可) 13.耳硬化症 14.妊娠中に黄疸、持続性掻痒症、妊娠ヘルペスの既往のある者 15.妊娠している者 16.授乳婦人 17.思春期前の女性
1.40歳以上 2.乳ガンの家族歴または乳房に結節のある者 3.喫煙者 4.肥満の女性 5.血栓症の家族歴 6.軽度の高血圧症 7.耐糖能の低下している者 8.ポリフィリン症 9.肝障害 10.心疾患、腎疾患ならびにその既往歴のある者 11.テンカン症 12.テタニーのある者
1、すり抜け排卵 低用量ピルは注意して使用しないと1年間に2~3%の症例が妊娠することもある。 1)サンデーピルで、初回の服用が周期の6-7日目になる第一周期。 2)服用を24時間以上忘れた場合。 3)下痢などで、薬剤の腸管からの吸収が不十分な場合。 4)ピルの効果を減弱させる薬剤を服用中の場合 (リフアンキシン、テトラサイクリン、フエノバルビタール、フエニトインなど) 2、消退出血の欠如 服薬終了後の、消退出血の欠如が、0.7~17.7%に認められる。この場合は妊娠の可能性について検査する必要がある。 3、ピルは避妊効果が得られるが、性感染症(STD)予防は出来ない。 妊娠の心配から解放されても、性感染症の予防にはならず、コンドームの使用が望まれる。性感染症の十分な説明も受けて、ピルの処方をしてもらうべきである。
子宮癌について
子宮癌には大きく分けて子宮頸部癌と子宮内膜癌があります.従来日本では子宮頸部癌が圧倒的に多かったのですが,子宮内膜癌がその数を増やしています. 子宮内膜癌の多くは月経不順による子宮内膜のturn overが損なわれるために発症するものと考えられており,規則正しい月経周期の女性には非常に希な癌と言えるでしょう.つまり,月経不順は子宮内膜癌の危険因子であり,その月経不順を『ピル』によって見かけだけでも整えることで子宮内膜癌の発生率は格段に低下するのです.子宮内膜癌の予防法と言えるでしょう. 子宮頸部癌の9割以上がヒト・パピローマウィルスによるSTD(性感染症)が原因とされています.ですから子宮頸部癌とピルとは関係がありません. 以前よりピルの解禁によって女性は不特定多数の男性と性交渉をもち,そのことで性病が蔓延すると言うことがまことしやかに言われてきました.全く古くからの女性蔑視の考え方に乗っ取ったものであり,事実に反します.ピルの服用によってパピローマウィルスやHIV(エイズウィルス)の流行につながることはありません.
乳ガンについて
ピルによって乳ガンがやや増加するという見解と乳ガンに対して保護的な効果を持つとする見解の二つに分かれます.簡単に言うと未だ結論がでていないほど微妙な違いと言うことです.仮に乳ガンのリスクが増えたとしても,ピルの服用によって子宮内膜癌や卵巣癌のリスクが減ることと比較すれば問題にならないことだと考えられます.
いいえ,貴女が飲もうとしているのは低用量ピルです.低用量ピルであれば太ることはほとんどありません.
ピルの服用中は排卵を抑制するだけで卵巣機能への悪影響はありません.妊娠中は排卵しないのと同じこととお考えください. またピルの服用を中止すると,すぐに排卵は開始します.
Copyright(C) 2006 ピルクリニック|大阪キタ,大阪ミナミ,神戸の低用量ピル,低容量ピル情報 Allrights reserved.